なぜF-16戦闘機は、ジェネラル・ダイナミクスからロッキード・マーチンへ生産が移管されたのでしょうか?
東西冷戦終結や湾岸戦争終結後の平和ムードの中、クリントン政権は、アメリカの軍需産業に対して規模を縮小したり、統廃合を推進しました。当時のジェネラル・ダイナミクス [NYSE:GD]のアンダーソンCEOは、戦闘機部門をロッキードに売却します。
アンダーソンCEOは、海軍兵学校を卒業し、戦闘機パイロットとなり、その後宇宙飛行士となりアポロ8号で月の周回軌道に到達しています。
最初、アンダーソンCEOは、ロッキードから戦闘機部門を買い取ろうと考えていました。しかし、ロッキード側からジェネラル・ダイナミクス の戦闘機部門の買い取りの申し出があったため、すぐに売却を決断します。
ジェネラル・ダイナミクス [NYSE:GD]は、戦車部門と原子力潜水艦部門が残りました。