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新型6.8mm弾の可能性 その2~5.56㎜NATO弾の限界~


ブラックホーク・ダウン 予告編 (日本版)

 

 映画「ブラックホークダウン」のストーリー

  1993年アフリカ、ソマリアの飢餓を救済するため国連とアメリカ軍は人道支援の為の部隊を派遣します。

 しかし、ソマリアのアディード将軍らが食料配布を妨害し国連軍の兵士を虐殺します。アメリカ軍はアディード将軍ら幹部の身柄を拘束する作戦を発動します。1時間くらいで終わる簡単な作戦が、武装した民兵の攻撃により「ブラックホーク」ヘリが墜落し、救助に向かったアメリカ軍にも民兵の総攻撃が始まり・・・といった映画です。

 

  (俳優のオーランド・ブルームが、少しだけ出てきます。この作品でプロデューサーの目に留まり、ウォルトディズニー[NYSE:DIS]のパイレーツ・オブ・カリビアンで主役に抜擢されます。)


 この作戦で5.56mmNATO弾の限界が出てきました。ソマリ族は覚醒作用のある葉っぱを始終噛んでおり興奮状態にありました。5.56mmNATO弾を撃っても急所に当たらない限り倒すことはできず、10発以上撃ち込んでやっと倒れたそうです。

 その後、イラク戦争アフガニスタンでの戦いで、300m以上離れた戦いで5.56mmNATO弾パワー不足が問題となりました。

 また近年テロリストが高性能な抗弾ベスト(防弾チョッキ)を着用している場合もあり、新規格の弾薬の開発が課題となってきました。

 そこで新型6.8㎜弾検討が始まりました。