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軍需・防衛産業への投資

ロッキードのステルス3兄弟と「スカンク」の関係

 ロッキード・マーチン[NYSE:LMT]は、レーダーに映りにくいステルス機の開発や運用を得意とします。初めて開発された「F-117A ナイトホーク」、制空戦闘機の「F22 ラプター 多目的なF-35 ライトニングⅡ」の3機種です。

 

 なぜ、ロッキード・マーチンはステルス機の様な革新的な飛行機を製造開発することができるのでしょうか?

 答えは、ロッキード・マーチンの社内にある「スカンクワークス」と呼ばれる部署が、革新的な高度の技術を利用して開発しているからです。

 

なぜ、そのような奇妙な名前で呼ばれるようになったのか?

 「スカンクワークス」は、1943年に誕生しました。当時の責任者は、クラレンス・ケリー・ジョンソンです。「ケリーのサーカステント」と呼ばれていました。これはサーカス団のテントを譲り受けてその中で開発を進めていたからです。さらに、近くにあったプラスチック工場の排気が流れ込んできたため、悪臭ぷんぷんの部署でした。

 しかし、第二次世界大戦中にナチスドイツがジェット機を飛ばしたことにより、「ケリーのサーカステント」から、ロッキードP80シューティングスターが誕生します。P80は、アメリカで量産された初めてのジェット機になります。

 

 誕生から75年の「スカンクワークス」は、小型核融合炉の研究や、第6世代の戦闘機の研究などまだまだ驚きの開発を行っています。

 さあ、次はどんなテクノロジーが誕生するかホルダーとして楽しみです。