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世界最強! F-22ラプター その2

 ロッキード・マーチン[NYSE:LMT]の「F-22ラプター」は高性能なAN/APG-77レーダーを搭載しています。

 このレーダーは、ノースロップ・グラマン製で2000個の素子により走査し、目標探知、追跡、交戦などの機能を備えています。

 

 また、航空支配を確立するため、ミサイルなどの装備を充実させています。

基本装備はレイセオン[NYSE:RTN]「AIM-9サイドワンダー」×2発 「AIM-120C アムラーム」×6発を装備しています。これにより空対空戦闘で十分な能力を発揮できます。

 ステルス性能を発揮するためミサイルなどは機体の内部に収められるようになっています。その分、狭いスペースに複雑な機構でミサイルを保持するようになっています。メンテナンスなどは大変そうです。

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  また、ステルス性能を発揮するためF-117A以上に表面処理にこだわっています。その結果、レーダー反射断面積(RCS:Rader Cross Section)の値は、0.0001~0.0005㎡となっています。この値は昆虫などと同じくらいであります。また、レーダー波吸収素材(RAM:Rader Absorbing Material)などにも細心の注意を払って開発されました。

 「F-22 ラプター」は、全長18.92m 全幅13.56mの大型戦闘機です。RCSが昆虫程度と恐ろしいくらいのステルス性能です。

 

 空中戦で迅速に機動できるように、プラット&ホイットニー製のF119エンジンを2基搭載しています。このエンジンは非常に強力でアメリカの戦闘機の中で一番です。さらに、ステルス性能を発揮するためジェットエンジンから排気される熱を下げる工夫がされており熱探知されにくくなっています。

 

 プラット&ホイットニーは、「F-35ライトニングⅡ」のジェットエンジンの製造も手掛けています。現在は、ユナイテッド・テクノロジー[NYSE:UTX]の傘下となっています。

 さらに、ユナイテッド・テクノロジー[NYSE:UTX]はレイセオン[NYSE:RTN]との合併を控えています。近年、アメリカの防衛産業も合従連衡の時期を迎えています。

 

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