アメリカ国防省が宇宙空間に配備しているGPS(グローバル・ポジショニング・システム)衛星のおかげで位置情報のゲームが出来たり、配車サービスを利用することができます。
また、私たちが使っているスマートフォンは、持ち主が地球上のどこにいるか?どこでなにをしているの?といったことを逐一送信しています。
そのGPS(グローバル・ポジショニング・システム)衛星がブロック(Ver)Ⅲとなってアップデートされつつあります。
2019年7月8日 GPS(グローバル・ポジショニング・システム)衛星は、新技術と高度な機能を発揮します。ロッキード・マーチン[NYSE:LMT]が構築したGPSⅢ衛星(通称マゼラン)は、7月25日の打ち上げに向けて準備が完了しました。
6月26日、ロッキード・マーチン・スペースとユナイテッド・ローンチ・アライアンス[ULA](ロッキード・マーチンとボーイングの合弁企業)の技術者は、同社のアストロテック宇宙オペレーション施設での組み立て「GPS IIIスペースビークル02(GPS III SV02)」の設置を完了しました。
3月9日に到着して、打ち上げ前の組み込みと燃料補給を受けました。そして最後に保護のためのノーズコーンシェルで「GPS III SV02」をカバーしました。
近日中に、「GPS III SV02」衛星がULAデルタIVロケットに搭載される予定です。7月25日の東部標準時の午前10 時 55 分に打ち上げられる予定です。
「GPS III SV02」衛星は、2018月12月にアメリカ初「GPS III SV01」衛星の打ち上げから7ヶ月後に打ち上げられます。
「衛星は軌道上のテストで衛星の性能は予想を上回りました。」とロッキード・マーチンのナビゲーションシステム担当副社長ジョナソン・コールドウェル氏は発言しています。「この新技術と機能を衛星全体に分散できるようになり、より多くのGPS III衛星を配備できることに興奮しています。
GPS III衛星の生産と打ち上げスケジュールが進んでいます。5月27日、米空軍は次のGPS III衛星「GPS III SV03」衛星を「打ち上げ可能」と宣言しました。
「多くのGPS III衛星が生産されています。」コロラド州デンバーの生産ラインを見ると、GPS III 04号 05号 06号はすでに完全に組み立てられ、テストの様々な段階まで進んでいます。そして、GPS III 07号と08号は現在、組立段階まで進んでいます。
ロッキード・マーチン[NYSE:LMT]は、アメリカ空軍向けのGPS III / IIIF衛星を最大32基開発・構築する契約を結んでいます。GPS IIIは3倍の精度を提供し、最大8倍の改善された妨害防止機能を提供します。GPS IIIの民間向け電波は、ガリレオ(EU版GPS)のような他の国際的なグローバルナビゲーション衛星システムと相互運用可能な最初のGPS衛星になります。
追加のGPS 「IIIF」機能は、11号機から追加されます。これには、完全デジタルナビゲーションペイロード、地域軍事保護機能、精度向上レーザーレトロリフレクターアレイ、およびサーチ&レスキューペイロードが含まれます。