ロッキード・マーチン[NYSE:LMT]の主力商品のF-35の配備状況です。
F-35は、アメリカ軍以外でも採用が決まり、採用が決定した国にも少しづつ配備が始まっています。また、数か国で「IOC 初期作戦能力」を取得しています。今回新たにベルギーが採用を決定しました。
累計410機が生産され引き渡しされています。また、パイロットや整備士の訓練も進んでおり、既に840名以上のパイロットと8,040人以上の整備士を育成しています。
- アメリカ空軍 F-35A 1763機 IOC取得
- アメリカ海軍・アメリカ海兵隊 693機 (F35-B&F35-C) IOC取得
- イギリス 138機 IOC取得
- イタリア F-35A 60機 F-35B 30機 IOC取得
- オランダ 37機
- オーストラリア 100機
- ノルウェー 52機
- デンマーク 27機
- カナダ 88機
- トルコ 100機(トルコはロシア製のS-400ミサイルを購入予定の為引き渡しが凍結しています。これはF-35の飛行性能がロシア側に漏れるのを防ぐための処置です。)
- イスラエル 50機 IOC取得
- 日本 F-35A 105機 F-35B 42機 IOC取得
- 韓国 40機
- ベルギー 34機 (新たに採用!)
また、ロッキード・マーチンのフォートワース工場で大量生産ができるようになり、低率初期生産の第11ロットではF-35Aが8,920万ドル(95億4400万円)とコストが下がってきています。
ロッキード・マーチンでは、今後さらなるコスト削減をめざしF-35Aを8000万ドル程度まで下げることを目標としています。(だからといって、トップセールスマンのトランプ大統領のことです、なかなか値引きに応じないと思います。)
(単位はmillion)
F-35A | F-35B | F-35C | |
---|---|---|---|
10 | 94.3 | 122.4 | 121.2 |
11 | 89.2 | 115.5 | 107.7 |