ストライカーMSL - アメリカ陸軍の新しい短距離防空システム
アメリカ軍は「AN/TWQ-1 アベンジャー防空システム」をストライカーに搭載した「ストライカーMSL」も開発しています。MSLとは「Mobile SHORAD Launcher:機動短距離防空ランチャー」の略です。
ボーイング[BA]が開発した「AN/TWQ-1 アベンジャー防空システム」をジェネラル・ダイナミック[GD]製ストライカー装甲車に搭載したものです。
- レイセオン スティンガーミサイル (地対空ミサイル)
- レイセオン AIM-9Xサイドワインダーミサイル (空対空ミサイル)
- ロッキード・マーチン AGM-114Lロングボウ・ヘルファイア (対戦車ミサイル)(動画のミサイル)
以上の3種類のミサイルを選んで装備できるメリットがあり、ドローンや巡航ミサイルや航空機など攻撃からも防御することが可能で、車両1台で独立して運用できるので、配備や展開が素早く行えます。また、ハンビー(通称:動く棺桶)とは違い装甲車両であるので紛争地などでも有効に利用することができます。
ストライカー装甲車は、汎用性が高く基本の兵員輸送モデルから、105㎜砲や30㎜機関砲を搭載したモデルも運用され、MSLのように防空任務も対応が可能です。また、タイヤ8輪で走行するので機動力が高く対テロ戦争で大活躍です。