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軍需・防衛産業への投資

空の改革開放政策!中国のドローン技術!


800 UAV drone LED light showing before the Air Show at T-MOTOR HQ

 中国の新興ドローンメーカーの「T-MOTOR」社の動画です。800機のドローンを利用して夜空にパフォーマンスを行っています。

 webサイトを見るとドローン向けのモーターやプロペラなどパーツの販売が主のようです。昔ラジコンで遊んでいた私としては久々にワクワクな気分です。

 それと同時にドローン市場が急激に広まっていたことに気が付きませんでした。

 

 T-MOTOR社は、中国のラジコン飛行機の操縦士、吴敏(Wu Min)氏によって設立されました。吴敏氏は、6年間BUAA(北京航空宇宙大学)で飛行機モデルとUAV分野で研究開発を行いました。

 2007年、吴敏氏は南昌にスリーラックモデル株式会社を設立しました。数種類の飛行機模型を作製しの選手やコーチを彼の研究開発チームに招待し、固定翼飛行機開発を行いました。やがて、テクノロジーホビー(ドローン模型業界?)が成長し、会社に多くの可能性と機会をもたらしました。

 吴敏氏は、マルチコプターのための最も安全な推進システムの製造に特化したT-MOTORを設立しました。

 

 T-MOTORを設立の経緯を見ていると、吴敏(Wu Min)氏とドローンを実用化したイスラエルのエイブ・カレム氏と重なります。カレム氏も子供の頃から模型グライダーの製作が上手でした。軍用ドローンの翼が細くて長いのはカレム氏の影響を受けています。

 

 既に中国製のドローンは安価なおもちゃから軍用モデルまで、幅広く世界に輸出されています。ドローンは第4次産業革命の中心とも呼ばれています。今後も普及が見込まれます。

 これは中国が進める「大空の大躍進政策」「空の文化大革命と言ってもよさそうです。