かなり前に、このブログでも取り上げたロシアの北極圏の天然ガス輸送の北極航路の話題ですが、ついに液化天然ガスが到着しました。この商船三井のLNGタンカーは、北極圏の分厚い氷を砕いて航行できる砕氷船の機能も兼ね備えています。
2019年9月に、サウジアラビアの製油所がイエメンのフーシ派のドローンと巡航ミサイルの攻撃を受け大騒ぎになりました。エネルギー資源の中東依存を減らす必要がでてきました。
以前から、ロシアでは地球温暖化の影響で北極圏の氷が薄くなってきたことにチャンスを見出しました。この北極航路の利用を進めるため北極圏にあるLNGの「ヤマル」基地を日本の三井物産と組んで開発を進めています。
ロシアは「原子力砕氷船」を数多く配備しており、さらに大型の原子力砕氷船も開発中です。
さらに、砕氷船にロシア版トマホークの「カリブル巡航ミサイル」を搭載した「イワン・パパーニン」も就航予定となっています。「カリブル巡航ミサイル」は海運用のコンテナに収まるように設計されており、アメリカ製のトマホークより運用しやすくなっています。
プーチンのロシアでは、原子力砕氷船を大量に就役させることにより、北極圏の覇権を握ることを目的としています。
現在、ロシアで活躍中の原子力砕氷船アルクチカ級の活動の様子の記事です。あらゆるものが凍りつく氷の女王が支配する北極圏の厳寒の様子が伝わってきます。(なぜかミリカブでもアクセスが多い記事です。↓)