ゼネラル・ダイナミクス[GD]は、2020年第2四半期の決算を発表しました。
- EPS(一株当たり利益)は $2.18
- 売上高は93億ドルので6億2,500万ドルの純利益
- コロナ影響にもかかわらず航空機32機を納入しました。
第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは8億4,300万ドルで、前年同期比5億5,200万ドル増加しました。
2020年第2四半期末の受注総額は827億ドルで、前四半期より22%増加しました。
重要な項目として、コロンビア級原子力潜水艦の建造契約が含まれていました。ストライカー戦闘装甲車をダブルV-ハルにアップグレードするために3億2000万ドル(地雷や、簡易爆発物などの衝撃を緩和するための改修)。ハイドラ-70ロケット弾を生産するためにアメリカ陸軍から2億1500万ドル。F-35Aに搭載されている25㎜ガトリング砲の受注がありました。
少し変わったところでは、メディケア・メディケイド・サービスセンターから、医療統合総勘定元帳システム(HIGLAS)アプリケーションのサポートを含むいくつかの契約に対して1億3,000万ドルです。
コロナ禍の中でもセレブ達は密を避けるため、自家用ジェット機の購入を希望する方が多いようでビジネスジェット機の「ガルフストリーム」シリーズの売れ行きが好調のようです。
また、INF条約が破棄され原子力潜水艦の持つ核攻撃能力が再度評価される事態となってきました。最新型の戦略型原子力潜水艦コロンビア級の建造が急ピッチで進んでいます。
それから、アメリカ海兵隊が今後、戦車部隊の廃止を検討しています。アメリカ軍の主力戦車を製造しているジェネラルダイナミクスとっては厳しい話です。