ロシアのプーチン大統領は、7月末にロシア海軍に極超音速ミサイルの配備を発表しました。
3M22ジルコン(西側諸国ではSS-N-33)と呼ばれる極超音速ミサイルです。
全長8メートルから10メートル程のミサイルで、固体ロケットブースターと液体燃料のスクラムジェットで飛行しマッハ9で飛行します。射程距離は1000㎞程度とされています。
水上艦艇からの発射となりますが、潜水艦からの発射も可能とされています。
また、カリブル巡航ミサイル(ロシア版トマホーク)の発射機が利用できるようです。従って、海運コンテナを搭載できればジルコンを発射できるようになるかもしれません。
ジルコンの本体の正式な写真や動画がなくて、形状が類似しているのがボーイングのX-51とされています。
ロシアではジルコンに先立ち2017年にロシア空軍の爆撃機から発射可能な極超音速ミサイル「キンジャール」を実戦配備しています。