Blue Origin-Led HLS National Team Mockup
アメリカのNASAが進める月着陸プロジェクト「アルテミス」計画の目玉となる月着陸船のモックアップが公開となりました。
プロジェクトを主導するのはAmazonの創業者ジェフ・ベゾス氏が率いる宇宙開発企業「ブルーオリジン」です。そして、ロッキード・マーチン[LMT]とノースロップ・グラマン[NOC]とベンチャー企業の「ドレイパー」が協力しています。
これから実物大のモックアップで実際の宇宙服を着て作業をして問題点を洗い出ししていくようです。引退したスペースシャトルの機首部分と比べてもかなりの大きさがありますね。
ロッキード・マーチンは宇宙飛行士が乗り込む司令船部分を担当し、ブルーオリジンは月面に離発着するエンジン部分を担当し、ノースロップ・グラマンは月周回軌道に到着するまでの輸送機を担当します。
とくにノースロップ・グラマンは前回のアポロ計画の月着陸船も製造しておりノウハウも十分にあります。
国際宇宙ステーションの物資や人員の輸送は「スペースX」に先を越されましたが、いずれは、Amazonが月や火星への輸送を独占するかもしれません。アマゾンプライム会員なら他の惑星で住んでいても「銀河最速の宇宙船」で届けてくれるかもしれませんね。