2020年8月31日、ロッキード・マーチン[LMT]は、アメリカ陸軍から高機動ロケット砲(HIMARS)受注しました。28両で193億円で1両あたり6億9000万円です。
アメリカ陸軍や海兵隊が主に使用するロケット砲です。これは近年、海洋進出が盛んな中国に対して周辺国や島々に配備することにより、中国をけん制するためのものです。
多彩なミサイルを発射することが可能で、将来的にはアメリカが開発中の極超音速ミサイルも発射可能だとされています。動画をよく見ると対地ミサイルのほかにレイセオン・テクノロジーズ[RTN]の「AMRAAM-ER 対空ミサイル」も発射しています。
また、飛行機で輸送することができ、装輪車両なので素早く展開することができます。
ここしばらくアメリカの防衛産業の決算に目を通していると「高機動ロケット砲(HIMARS)」のキーワードがよく出てきます。しばらくはこの需要が続くようです。