レイセオン・テクノロジーズ[RTX]は、アメリカ海軍と共同でトマホーク巡航ミサイルの最新verの「ブロックⅤ」の試験に成功しました。
以前のトマホークでは、建物など地上の固定された目標しか攻撃できませんでした。しかし、今回の「ブロックⅤ」からは、海上を移動中の艦船を目標とする「ブロックⅤa」や陸上の移動中の目標などを攻撃できる「ブロックⅤb」などが展開される予定です。
現行のトマホーク巡航ミサイルを発射する場合、詳細な地形データを作成しQRコードのような地形マップに変換してミサイルに読み込ませる必要があります。
移動中の目標を攻撃するためには、ターゲットの最新の情報が必要になります。今回の試験では、通信システムとナビゲーションシステムなどの改善されたシステムが機能するかどうか重要なポイントとなりました。
我が国もトマホークのような長距離射程のミサイルの導入の機運が高まってきています。自衛隊が導入するミサイルについてはまた記事にしたいと考えています。