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軍需・防衛産業への投資

ロッキード・マーチン 2020年 通期の状況


Year in Review: The missions, milestones and challenges faced in 2020


ロッキード・マーチン[LMT] 2020通期 の状況

 

2020年通期の売上高は654憶ドルでした。  (2019年通期では598億ドル)

-2020年純利益は68億ドル(1株当たり24.30ドル)、2019年の純利益は62億ドル(1株当たり21.95ドル)

- 営業からのキャッシュは81億ドル、2019年は73億ドル

 

各部門の売上

  1. 航空機                   262億ドル
  2. ミサイル&火器管制          112億ドル
  3. ヘリコプター&作戦システム      160億ドル
  4. 宇宙                    119億ドル

 

 

 ステルス戦闘機「F-35」シリーズが好調です。また、中国・ロシアが「極超音速滑空ミサイル」を実用化したため、アメリカ軍も大急ぎで「極超音速ミサイルAGM-183 ARRW」の実用化を進めていることもありロッキード・マーチンも大忙しです。

 

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極超音速ミサイル イメージ図

 2020年の航空機部門の売上高は、262億ドルで、2019年より11%アップしています。

F-35シリーズとF-16シリーズの増加があげられます。

 

 

 

 

 

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F-35A

 

 2020年のミサイル火器管制部門(MFC)の売上高は、112億ドルで2019年から11%増加しました。この増加は、極超音速ミサイルや対地スタンドオフミサイル(JASSM)の増加しました。さらに防空・弾道ミサイル防衛プログラム(主にパトリオット-3(PAC-3)とターミナル高高度地域防衛(THAAD))が貢献しました。   

 

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THAAD サードミサイル

 

 2020年のヘリコプター&作戦システム部門の売上高160億ドルで、2019年の同時期と比較して8億7,600万ドル(8%)増加しました。シコルスキーの戦闘救助ヘリコプター(CRH)、CH-53K、シーホークが売り上げに貢献しました。

 

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ロッキード・マーチン 戦闘救急ヘリコプター

 2020年の宇宙部門の売上高は119億ドルで、2019年と比較して10億ドル(9%)増加しました。この増加は主に極超音速ミサイル開発関連がメインとなっています。また、中国・ロシア極超音速ミサイルを探知するための次世代オーバーヘッド持続赤外線(次世代OPIR)衛星の開発などがあげられます。

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ロッキード・マーチン AGM-183A

 

 特に今期、ロッキード・マーチンインテグレーション・イノベーション(i3)エアロジェット・ロケットダイン社を買収するなど宇宙空間と極超音速分野のポートフォリオを強化しています。将来、宇宙空間が戦場となる場合に備えているかもしれません。

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