Lindsey Stirling Performs Artemis at NASA’s Kennedy Space Center
2021年1月27日 ボーイング[BA]は2020年第4四半期と通期の決算を発表しました。
・コロナウィルスの影響によって引き続き業績が大きな影響を受けました。
・売上高は153億ドルです。
・純損失は84億ドルで1株当たり14.65ドルの損失です。
・営業キャッシュフローは40億ドルでした。
2020年の通期では581億ドルの売り上げで、純損失が119億ドルに上っています。
売上高の内訳は
民間航空機 161億ドル
防衛、宇宙、セキュリティ 262億ドル
グローバルサービス 155億ドル
合計 581億ドル
ボーイングの主力の旅客機は737-MAXの飛行再開し、出荷が59機に増えています(第3四半期は28機)。ライアン・エアーなどが737-MAXの導入を表明しています。
巣ごもり消費の為、Amazonでは767型機を大量導入するなどすこし状況は明るくなってきたようです。
防衛・宇宙・安全保障部門では、アメリカ陸軍向けアパッチ攻撃ヘリが安定しています。F/A-18スーパーホーネットも再人気でそこそこ売れています。
また、空中給油機KC-46もアメリカ空軍向けや航空自衛隊から受注しています。
今では、防衛・宇宙・安全保障部門がボーイングの稼ぎ頭となっています。
さて、2021年のボーイングの一大イベントは、NASA主催の「Go To ムーン」キャンペーンでしょうか!?
NASAの有人月面探査プロジェクト「アルテミス」の最初のボーイングのロケット「SLS」が今年後半にも打ち上げられる予定です。
このプロジェクトはロッキード・マーチンやノースロップ・グラマンやブルーオリジンなど航空宇宙産業界がこぞって参加しています。
(動画は、バイオリン・パフォーマーのリンジー・スターリンクさんの曲「アルテミス」とNASAの「アルテミス計画」のコラボPVです。CGですがボーイングのSLSの巨大ロケットの雰囲気が分かります。また、キレキレのダンスを披露するリンジー・スターリンクさんも鑑賞できます。)