【最強の対地攻撃機】AC-130ガンシップ・H型退役から最新J型まで機内映像満載!
2021年1月29日にL3・ハリス・テクノロジーズ[LHX]は2020年の決算を発表しました。
2020年通期の業績
売上高は182億ドルで、前年同期比42%増加しました。
当期純利益は10億ドルで、一株当たり利益は5.19ドルでした。
四半期配当を20%引き上げ、新たに60億ドルの自己株式の取得。
売上高の内訳
・統合作戦システム 55億ドル
・宇宙・空挺システム 50億ドル
・通信システム 44億ドル
・航空システム 34億ドル
合計 182億ドル
統合作戦システムでは、C-130輸送機(ロッキードマーチン製)のメンテナンスや特殊作戦群向けのAC-130ガンシップ向けの「WESCAM」システムの納品がありました。(動画は対地攻撃機AC-130ガンシップについて詳しく説明しています。)
ステルス戦闘機F-35関連の受注やバージニア級原子力潜水艦の電力に関する受注がありました。
宇宙・空挺システムでは、F-35戦闘機の飛行計器類の受注でが順調でした。
ボーイング[BA]のF/A-18スーパーホーネット向けのアビオニクス関連やロッキードマーチンのF-16戦闘機のアビオニクスの受注がありました。GPSⅢ(全地球測位システム)の衛星の受注もあり、アメリカ宇宙軍が動き出したようですね!
通信システムでは、中東向けにファルコンⅢ無線機やアメリカ軍向けにファルコンⅣ無線機など戦術通信機器の受注がありました。
航空システムは、コロナの影響があり減収となりました。一部事業を閉鎖し、空港セキュリティ部門を売却しました。しかし、アメリカ宇宙ミサイルセンターから受注もありました。
L3・ハリス・テクノロジーズは、中国やロシアが実戦配備している極超音速ミサイルを探知する衛星の開発を受注しています。2022年には試作機を打ち上げる予定です。極超音速ミサイルを探知するためには、下記のイメージ図のようにたくさんの人工衛星を配備しなければなりません。
最近では、ステルス戦闘機F-35を導入できない国向けに、F-16やF-15やF/A18など第4世代の戦闘機を改修して使うのがブームとなってきています。(ある意味リユースでエコですね。)