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軍需・防衛産業への投資

ノースロップ・グラマン 2021,Q1 決算

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  2021年4月29日、ノースロップ・グラマン[NOC] 2021年第1四半期の決算が発表されました。

 

 •売上高は6%増の92億ドルでした。

   •EPS(一株当たり利益)は13.43ドルに増加しました。

   •当四半期中に、20億ドルの自社株買いを開始しました。

   •2021年の売上ガイダンスを353億ドルから357億ドルに引き上げ、EPS(一株当たり利益)の予想を24.0ドルから24.5ドルに引き上げました。

  

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航空自衛隊用 無人偵察機 RQ-4B グローバルホーク

 

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 航空機システム部門では、ステルス戦闘機F-35シリーズの胴体部と早期警戒機E-2Dが好調でしたが、エアバスA350向けや、ステルス爆撃機B-2向け改修、無人偵察機は低調でした。その結果、売上は1億4700万ドル(5%)アップしました。

 

 防衛システム部門では、売上高はITサービスの売却などがあり2億8,300万ドル減少しました。 アメリカ陸軍向けの誘導型ロケットシステムと先進対レーダーミサイルプログラムが順調でした。

 

  作戦システム部門では、全体の販売量が増えたため、2億4,200万ドル(10%)増加しました。早期警戒レーダーの売上高は、対空レーダー関連が増加しました。 スケーラブルアジャイルビームレーダー(SABR)プログラム、地上/空中タスク指向レーダー(G / ATOR)プログラム、F-35を含むターゲティングおよびナビゲーションプログラムが増加しました。

 地上配備型の核ミサイルである地上ベース戦略的抑止力(GBSD)プログラムも貢献しました。

 

 宇宙システム部門は、売上高の増加により、5億7,300万ドル(29%)アップしました。 打ち上げ及び戦略ミサイルと宇宙事業の両方の分野が増加しました。地上ベース戦略的抑止力(GBSD)の増加と、極超音速ミサイル関連のボリュームの増加によるものです。

 宇宙関連では、NASAの月面探査アルテミス計画や、極超音速ミサイル探知衛星(次世代OPIR)プログラムが貢献しました。

 

 全体として業績は好調で、アメリカ宇宙軍が創設された影響もあり、早期警戒レーダーや極超音速ミサイルや地上配備型核ミサイルとNASAのアルテミス計画が業績を後押ししています。

 

 

 

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