2021年7月13日、ボーイング[BA]は2021年第2四半期の出荷状況を発表しました。
運航が再開となったボーイング737-MAXの出荷が増えています。今期は50機となっています。まさに「737-MAXの夏祭り」です。(第一四半期の63機と合わせて113機となっています。)
低調であった787型機も14機と回復基調にあります。
昨年は商業機は一年間で157機でしたが、今年は第2四半期は79機も出荷しています。既に第一四半期の77機と合わせると156機になります。
機種 | Q1 | Q2 | 合計 |
737 | 63 | 50 | 113 |
747 | 1 | 1 | 2 |
767 | 5 | 8 | 13 |
777 | 6 | 8 | 14 |
787 | 2 | 12 | 14 |
合計 | 77 | 79 | 156 |
AH-64 新規 | 9 | 6 | 15 |
AH-64 リサイクル | 15 | 16 | 31 |
CH-47 新規 | 3 | 6 | 9 |
CH-47 リサイクル | 3 | 4 | 7 |
F-15 | 3 | 5 | 8 |
F/A-18 | 4 | 7 | 11 |
KC-46 タンカー | 2 | 2 | 4 |
P-8 哨戒機 | 3 | 3 | 6 |
商業・民間衛星 | 0 | 0 | 0 |
軍事衛星 | 0 | 0 | 0 |
防衛部門ではAH-64アパッチ攻撃ヘリが順調に出荷されています。古いアパッチを改修して最新モデル「AH-64Eガーディアン」リサイクルするプログラムも人気です。
そして、F-15戦闘機の最新モデルF-15EXの出荷が順調です。アメリカ空軍ではこのF-15EXを「イーグルⅡ」と命名しました。制空戦闘機としても重対地攻撃機としても運用でき、極超音速ミサイルも発射可能とされています。
世界的にコロナワクチンの接種が進み、ユナイテッド航空が200機も737-MAXを導入するなど、航空機需要が回復しつつあります。私の周りでもワクチンの接種が進みすんなりと「mRNA」のテクノロジーの受け入れが進んでいます。
今回の対コロナ戦争では、アメリカの製薬会社で作られた人類初の「mRNA」ワクチンをアメリカ製の旅客機で輸送しています。アメリカの底力を見せつけられました。