2021年8月3日、L3・ハリス・テクノロジーズ[LHX]の2021年第2四半期の決算が発表されました。
・2021年第2四半期の収益は47億ドルでした。 前年比5.0%増です。
・1株当たり利益(EPS)は2.01ドルで、前年比較55%増加しました。
・営業キャッシュフローは7億2,000万ドルでした。
・2021年のEPSのガイダンスを$12.80 - $13.00に引き上げました。
統合作戦システム部門の第2四半期の売り上げは、15億ドルで昨年より12.0%アップしました。NATO(北大西洋条約機構)向けの電子光学機器の受注がありました。
引き続き監視カメラのWESCAMシリーズが好調でした。(上記の動画を見るとWESCAMの高精度の性能が分かります。)
宇宙・空挺システム部門の売り上げは13億ドルで、前年同期比で3.0%アップしました。F-35の計器類がテクノロジーリフレックスの為、若干減少しました。
また、アメリカミサイル防衛局から次世代弾道ミサイル迎撃体の開発の受注ありました。
通信システム部門の第2四半期の売上高は、11億ドルで前年比1.3%アップしました。 主に世界的な戦術通信システムの近代化の需要が増えているためです。
フロリダ州から司法関係の無線システムの受注がありました。
航空システム部門の第1四半期の売り上げは、8億0900万ドルで前年比1.1%でした。商業航空機の訓練プログラムが回復してきています。
アメリカ国防省のGPSⅢのMコード(軍用信号)受信機の受注がありました。
L3・ハリス・テクノロジーズは、キャシーウッド氏が率いる投資ファンドのETFのARKXにも組み入れられています。そのおかげで株価も最高値を続けています。