2022年4月12日、ボーイング[BA]は2022年第4四半期の出荷状況を発表しました。
商業機としては737-MAXが第1四半期で86機と増えており、1日当たり1機のハイペース生産されています。春の737-MAXキャンペーンですね!
中型機の767シリーズも増産傾向にあり、貨物機に改造したモデルが人気です。
ただ、787型機の製造が停止しておりFAAアメリカ連邦航空局との調整が難航しています。
商業機は第一四半期95機と順調に増えてきています。コロナ禍でも輸送機としての需要が増えてきています。
防衛部門では、世界中で大規模な戦争や地域紛争の可能性が高くなりアパッチ攻撃ヘリの需要が増えてきています。新規製造とリサイクルで第一四半期では22機ものアパッチ攻撃ヘリを出荷しました。
アメリカ海軍向けの艦上戦闘機「F/A-18 スーパーホーネット」が4機でした。最新モデルブロックⅢが納品になるなど対中戦略に軸を移しつつあるようです。
F-15戦闘機もアメリカ空軍向けのF-15EXや中東カタール向けのモデルが納品となるなど戦闘機需要も取り込みつつあります。F-15EXは対空ミサイル22発を装備し制空戦闘機として活躍するでしょう!
空中給油機のKC-46も4機と順調です。2021年10月には航空自衛隊初のKC-46がデリバリーされましたが、地味な機体の為ニュースにもなりませんでした。(一部の人たちエンジンの騒音が!などといった意見もありましたが、レイセオン傘下のプラット&ホイットニーのエンジンは静かなようです。)
さすが航空機産業のボーイングだけあって航空機の生産台数は凄まじいですね!
最近では「MQ-25」や「ロイヤルウイングマン」など無人機の分野を強化しつつあります。
宇宙部門では、NASAの月面着陸のアルテミス計画の巨大ロケット「SLS」の打上が迫っています。
動画はボーイングの「F/A-18スーパーホーネット」が大活躍する「トップガン・マーベリック」の予告です。5月27日の公開が待ち遠しいですね!