ロシアのウクライナ侵攻から2ヶ月余りが過ぎました。当初首都キエフは1週間ほどで陥落するとみられていました。しかし、ウクライナはゼレンスキー大統領の元、粘り強く抗戦しています。
今回ロシアの戦車が苦戦する理由として、アメリカが提供する「ジャベリン」対戦車ミサイルの効果があります。
さらに、ロシア軍の戦車の構造上の欠陥が浮上してきました。ロシア軍の戦車は全体をコンパクトにするために戦車砲塔の真下に砲弾と推薬(薬莢)が収められています。
しかし、ジャベリン対戦車ミサイルの真上からの攻撃「トップ・アタック」を受けると弾薬に引火し大爆発を起こします。
その際、砲塔が上部に飛び上がってしまい、「ビックリ箱 (Jack in the box)」と
呼ばれる状態で破壊されます。
アメリカ軍の見解では、「1秒以内に乗員が脱出しないとトーストになる」と発表しています。
( 動画はT72戦車の砲塔内部と戦車砲と薬莢の自動装填の様子です。狭い空間に砲弾や弾薬があり有事の際はすぐにホットになるような仕組みですね。恐ろしあ。)