2022年5月14日、イーロン・マスク氏率いるアメリカの新興宇宙開発企業「スペースX」は「ファルコン9」ロケットの打ち上げに成功しました。
5月13日に「スターリンク・45」の打ち上げに成功し、次の日に「スターリンク46」の打ち上げに成功しました。
2022年5月14日20:40 UTC（16:40 EDT）に、フロリダ州のケープカナベラルアメリカ宇宙軍基地にある「40番発射台（Space Launch Complex 40）（SLC-40）」から53個のStarlink衛星（Starlink-46）を打ち上げました。
第2段ステージの分離に続いて、ファルコン9の第1段ステージは、大西洋に配置された無人回収船「ちょうど説明書を読んでいるところ」に着艦しました。 このファルコン9の第1ステージ（B1073）の最初のミッション（打ち上げと着陸）でした。
スペースXの提供する「スターリンク」衛星通信網は、今回のロシアのウクライナ侵攻で大活躍し脚光を浴びています。
当初、ロシアはウクライナの通信網を妨害しようとしましたが、ウクライナのミハイル・フェドロフIT担当大臣は、イローン・マスク氏に「スターリンク」提供を願い出ます。
イーロン・マスク氏は、たった10時間でウクライナ全土で「スターリンク」を使った通信体制を整え、通信アンテナを大量に供給しました。
通信環境が整ったので、ウクライナ側はドローンを使ってロシア軍の位置を特定して、ジャベリンを持った兵士に的確な指示を出し効率よく攻撃できるようなりました。
(動画は、カナダの僻地にスターリンク衛星通信のパラボラアンテナを届ける様子です。通信速度が130Mbpsと速く、わが家が40Mbpsなので3.25倍のスピードです。すごい！)
