先日、広島で行われたG7の会議でロッキード・マーチンの[LMT]F-16戦闘機をウクライナに供与することが決定しました。
アメリカの投資家バフェット氏とF-16戦闘機は少しだけ関係があったりします。
元々F-16戦闘機は1970年代にアメリカの防衛産業であるジェネラル・ダイナミクス[GD]で開発されました。小型軽量で低コストで運用できるコンセプトで生産が開始されました。
(余談ながら筆者が子供の頃に買ったF-16のプラモデルにもジェネラル・ダイナミクスF-16と印刷されていました。)
東西冷戦の流れもありF-16シリーズは生産台数も多く採用国も増えてきました。
当初は昼間の運用だけを考えられていました、暗視装置の発達もあり夜間の任務も行えるようになりました。
しかし、東西冷戦が終了し世界的に平和ムードになりアメリカの防衛産業はリストラの必要が出てきました。
当時のジェネラル・ダイナミクスのアンダーソンCEOはF-16部門をロッキード・マーチンに売却することにしました。
アメリカ海軍のパイロットでアポロ8号の宇宙飛行士でもあったアンダーソンCEOはジェネラル・ダイナミクスの株主であったバフェット氏にF16部門の売却を相談します。
バフェット氏はアンダーソンCEOの判断を支持したそうです。
(その後、バフェット氏はジェネラル・ダイナミクスの株を売却して利益を得ますが、バフェット氏が手放した後もGDの株価は上昇を続けてバフェット氏は少し悔しい思いをしたそうです。)