2022年2月2日、イーロン・マスク氏率いるアメリカの新興宇宙開発企業「スペースX」は「ファルコン9」ロケットの打ち上げに成功しました。
スペースXのファルコン9ロケットは、2022年2月2日20:27 UTC(12 :27 PST)にNRO(アメリカ国家偵察局)の衛星の打ち上げに成功しました。 ステージの分離に続いて、ファルコン9の最初のステージ(B1071)は、カリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地の着陸ゾーン4に着陸しました。
今回はアメリカ宇宙軍とアメリカ国家偵察局と共同で打ち上げが行われました。今回打ち上げられた人工衛星の詳しい情報は公開されていません。しかし2022年国家偵察局はさらに人工衛星を打ち上げる予定です。アメリカ国家偵察局は1960年代から活動してきましたが、1990年代までその存在は極秘扱いでした。
スペースXは2022年1月2月だけでもファルコン9を5回打ち上げて成功しています。近年ではアメリカ宇宙軍の人工衛星の打上が増えてきています。
ライバルのユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)のロケットのエンジンがロシア製なのでロシアとの関係が悪化する状況では調達がうまく進まないことがあります。
しかし、スペースXのファルコン9のマリーンエンジンは自社で製造しているため安定性して供給することができます。