L3 WESCAM Advanced Video Tracker
今回のソレイマニ司令官の殺害の件で、アメリカ軍の追跡能力の高さが垣間見ることが出来ました。
ソレイマニ司令官が殺害された瞬間の監視カメラの画像を見ていると夜に撮影されたためよくわかりません。監視カメラのモニターをスマホで撮影しているので不鮮明です。
しかしながら、メディアには焼け焦げて残骸となった自動車が公開されています。
無人機からの攻撃なのでヘルファイア対戦車ミサイルを使っています。当初、アパッチ攻撃ヘリからと思われていたのもヘルファイア対戦車ミサイルを装備しているからでしょう。アメリカは確実にターゲーットとなるソレイマニ司令官の動向を補足しています。どうしてこのようなことが可能なのでしょうか?実はL3・ハリステクノロジー[LHX]の高度な技術があります。
夜間の暗い時間でも、任務を遂行するためL3・ハリス・テクノロジーズ[LHX]は偵察や監視や攻撃目標のレーザー照射などを行う監視システム「WESCAM」を提供しています。
通常の光学モードからIRモードに瞬時に画像を切り替えたり、ターゲーットをずっと追尾する機能があります。攻撃の際には、ミサイルや爆弾のレーダー誘導まで行います。また、ヘリコプターやセスナ機や軍用機、ドローン、車両、艦艇など幅広く搭載することができる優れものです。
「WESCAM」シリーズは高性能ですが、性能が良すぎて問題になったことがあります。ビバリーヒルズに住むセレブたちが自宅プールでくつろいでいるのを警察ヘリのパイロットが装置を使って「のぞき」をしていました。のちに事実を認め警察が謝罪したそうです。