2021年10月29日、L3・ハリス・テクノロジーズ[LHX]の2021年第3四半期の決算を発表しました。
・2021年第3四半期の収益は43億ドルでした。 前年比5.0%減です。
・1株当たり利益(EPS)は2.39ドルで、前年比較20%増加しました。
・営業キャッシュフローは4億8400万ドルでした。
・2021年のEPSのガイダンスを$12.85 - $13.00に引き上げました。
統合作戦システム部門の第3四半期の売り上げは、13億ドルで昨年より3.0%マイナスでした。アメリカ・ミサイル防衛局の監視センサーなどの注文がありました。
アメリカ陸軍のストライカー装甲車の暫定近接防御用の監視カメラのWESCAMシリーズが好調でした。
宇宙・空挺システム部門の売り上げは13億ドルで、前年同期比で3.0%アップしました。F-35の計器類の新しいバージョンが生産に移行されたの為、若干増加しました。
また、イギリス政府向けに爆発物処理ロボットT7を納入しました。(爆発物処理ロボットT7とは? 動画を見てね!)
通信システム部門の第3四半期の売上高は、10億ドルで前年比6%ダウンしました。 主に戦術通信システムの納入の遅れのためです。
しかし、アメリカ陸軍から新型暗視装置の大型契約がありました。
航空システム部門の第3四半期の売り上げは、6億2500万ドルで前年比21%マイナスでした。これは、軍事訓練や戦闘推進システム部門の売却による減収です。しかし商業航空機の訓練プログラムが回復してきています。