2023年8月25日、ウクライナ空軍のエースパイロット・アンドリー・(ジュース)・ピルシュチコフ少佐が訓練中の事故により亡くなりました。
ピルシュチコフ少佐はロシアのウクライナ侵攻時に「キーウの幽霊」として活躍しロシア軍機を多数撃墜しました。また、ロシアの巡航ミサイルを追尾し撃墜することが任務でした。
ピルシュチコフ少佐はロッキード・マーチンのF-16戦闘機をウクライナ空軍に提供するための中心的人物でした。
アメリカでの訓練の際にはバーでアルコールを頼まずに「ジュース」ばかり飲んでいてコールサインが「ジュース」と呼ばれるようになったようです。
F-16戦闘機の訓練が始まったばかりにエースパイロットを失うのは非常に残念です。
「自分の任務は巡航ミサイルを途中で迎撃し、地上の人たちの命を守り、街を守ることです。失敗すれば、誰かが死んでしまのだと、ひどい気持ちになる。数分のうちに誰かが死んでしまう、自分はそれを防げなかったと」と、少佐は語っていた。
BBCのインタビューで彼はコメントしています。
(動画はウクライナの歌手アリーナ・パッシュさんの「ヘブン」です。今回の戦争で犠牲になった人々への鎮魂歌です。)