2023年6月29日、アメリカ政府はチェコ共和国にロッキード・マーチン[LMT]のステルス戦闘機「F-35A」を24機売却すると発表しました。
「F-35A」戦闘機はステルス戦闘機呼ばれており第5世代戦闘機に分類されています。F-35戦闘機は2000年代から開発が始まり、現在西側諸国での導入が増えています。世界で3000機以上の需要が見込まれております。
F-35戦闘機は「F-35A」「F-35B」「F-35-C」3種類があります。
「F-35A」は通常の空軍が採用し滑走路が必要なタイプです。アメリカ空軍を始めオーストラリアや航空自衛隊や韓国など一番多く採用されています。
「F-35B」は短距離離陸・垂直着陸型で300m程の滑走で離陸ができそのまま垂直に着陸することができます。イギリスがすでに空母で運用しており、やシンガポールや日本が採用を決定しています。
「F-35-C」はアメリカ海軍のみが運用しており空母での運用されているため脚を強化したモデルとなっています。3機種の中で実用化に時間が掛かりました。
チェコは以前はチェコ・スロバキアと呼ばれていました。スロバキアとは1993年に分離しました。チェコは産業革命が早い段階にあり工業力が高いことで有名です。スロバキアはウクライナと国境を有しており、今回のウクライナ戦争ではチェコも自国の防衛力を強化する必要に迫られています。
その中でステルス戦闘機F-35の取得は防衛力強化の第一歩となるでしょう。
(動画はウクライナで支援活動をするボグダンさんがドローン撃墜訓練に参加した様子ですチェコが供給したマシンガンの説明があります。ボグダンさんは神戸に住んでいたことがあり日本語が非常に上手で詳しく説明してくれています。)