レイセオン[NYSE:RTN]の世界最小クラスの「パイク®40mm精密誘導ミサイル」は、歩兵が持つ40㎜グレネードランチャーから発射され、デジタル式セミアクティブレーザーシーカーを使用して、固定および低速度で移動する中距離目標を攻撃できます。
パイクミサイルの特徴
- 全長 427㎜
- 重量 770g
- 直径 40㎜
- 射程距離 2000m
構えている様子を見ると40mmグレネードランチャーからミサイル本体がはみ出しています。とりあえず発射できたらよい。といった感じですね。
パイクミサイルはレーザー誘導が可能です。軽量の精密兵器、パイクミサイルは、レーザー照準器(L3テクノロジーズのAN/PEQ-15などリンク参照)を使用して、1人の兵士がターゲットを指し、別の兵士が武器を発射します。
ロケットモーターによって飛翔し、パイクミサイルは40㎜グレネードランチャーや、特にH&K M320やFNH Mk13から発射することができます。
ミサイルはピンポイントの精度をもたら高性能な誘導システムを使用して、ターゲットに向かいます。
このパイクミサイルは、無人航空機システム、戦車や装甲車、その他の地上移動車両、遠隔操作兵器ステーション、小型ボートを含む複数のプラットフォームに搭載することができます。
パイクミサイルの全長が427㎜もあるため、M4カービン装着のM203グレネードランチャーを使用することはできません。これは通常の40㎜グレネード弾の全長は100㎜程度なので装填ができないからです。しかし、H&K M320をM4カービンに取り付けることで解決できます。
パイクミサイルは、小型で周りへの被害などを最小限にすることができるので今後普及するかもしれません。