米国政府は、日本にレイセオン[RTN]の「SM3ブロックⅡA」を73発売却すると発表しました。金額は33億ドル(3500億円)で、一発48億円と非常に高価ですが、レイセオンのホルダーとしては嬉しいニュースです。
「SM3ブロックⅡA」とは、弾道ミサイルを迎撃する為に日米で共同開発したミサイルです。「弾道ミサイル防衛システム」を装備したイージス艦やイージス・アショアから発射し敵国の弾道ミサイルを破壊することが可能です。
射程距離2500km、マッハ15で目標識別能力は3倍以上になっています。
最近、北朝鮮は短距離弾道ミサイルの発射実験を繰り返しています。
日本は北朝鮮と近い地理関係にあるため、真剣に弾道ミサイル防衛に取り組んでいます。我が国は、弾道ミサイル迎撃用のSM3を「ブロックⅡA」と「ブロック1B」の2種類合わせて180発取得することになります。