2021年5月21日から、イスラエルとパレスチナは停戦に合意しました。これまでにパレスチナ側の犠牲者が200人以上、イスラエル側の犠牲者は12人となっています。
今回、イスラエル側の犠牲者を低く抑えることができたのも、アイアンドーム防空システムが効果を発揮したからです。発表によるとパレスチナのハマスが発射したロケット弾を迎撃率90%で破壊したとしています。
アイアンドーム防空システムは3つのユニットで構成されています。
・指揮ユニット (BMC:Battle Management & wepon Control)
・探知追跡レーダー(EL/M-2084)
・多連装ミサイルランチャー(MFU:Missile Firing Unit) (通称バッテリー)
今回の実戦での迎撃率の高さから、韓国やインドも導入を希望しています。既にレイセオン・テクノロジーズ[RTX]が共同で生産を開始しています。
今後、アイアン・ドーム防空システムは、紛争地域を抱える国々のニーズが増えてくるかもしれません。