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レイセオンのASARS2A(第2世代新型合成開口レーダーシステム)

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[Raythone]



【最も操縦が難しい飛行機】成層圏を飛ぶ「スパイ偵察機」U-2ドラゴンレディ

 

 レイセオンのASARS2A(第2世代新型合成開口レーダーシステム)は、U-2偵察機用に開発されたレーダーです。 U-2偵察機は旧ロッキード製(現:ロッキード・マーチン NYSE:LMT)で、高度2万メートルを飛行し高性能のカメラやセンサーなどを使い監視する飛行機です。

 1956年に初めて共産圏へ偵察飛行を行い、東西冷戦の間偵察活動をつづけました。

U-2は、その機体の特徴から操縦しにくく、パイロットも宇宙服なみの装備をしています。また、1960年代の機体を使用しているものもあり老朽化が進んでいます。

 しかし、不安定な世界情勢や、無人偵察機グローバルホーク」ではカバーしきれない部分を補うため2020年代までU-2は使用される予定です。