F-35Aを運用する我が国に朗報です。
2019年4月9日に航空自衛隊のF-35Aが訓練中に墜落しました。
ロッキード・マーチン[NYSE:LMT]では、F-35Aに[Auto-GCAS(自動地表面衝突回避装置)]の装備を開始しました。F-16戦闘機に搭載されていたものを流用したため、開発が進み7年前倒しでの装備となります。
パイロットが操縦中に気を失ったり、空間識失調に陥り、地面に激突しそうになった場合に自動で回避するシステムです。
アメリカの航空技術に於いて、人間の限界をコンピューターの力でサポートするような考え方があります。
複雑な機構のMV-22オスプレイを実用化したり、F-35Bの垂直着陸の操作をサポートしたりといつも驚かされます。
ただし、ボーイング737-MAXの事故のように、パイロットをサポートする機能が裏目に出て大きな事故が起こる可能性もあります。