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ロシア、原子力ミサイルの大事故か!


シベリア・クラスノヤルツクの兵器庫で火災が発生

headlines.yahoo.co.jp

 2019年8月5日、ロシアのシベリアで発生した大爆発ですが、当初は弾薬庫の爆発であると発表されていました。(ロシアでは時々弾薬庫の大爆発があります。夏の風物詩のようです。)しかし、近隣の放射線が急上昇したとの情報もあり、開発中の「原子巡航力ミサイル」の事故の可能性が高いようです。

 

 2018年3月にロシアのプーチン大統領は、原子力巡航ミサイル「ブレベストニク」を発表しています。無制限の射程距離を持つミサイルとされています。アメリカのミサイル防衛網を突破できるように考えられています。

 今回はその開発中の事故だとする見方もあり、量産や実戦配備には程遠いと思われますが、脅威となる可能性があります。

  

 2019年8月1日にアメリカとロシアの間で結ばれていた「INF条約」が破棄されました。これは中距離と短距離の核戦力を全廃する条約で1987年にアメリカとソビエトが締結しました。

 今回爆発を起こした原子力巡航ミサイルは直接この条約とは関係なさそうです。

 しかしながら、今後、核保有国が新たな核戦力の開発を進めることにより、我々はIMF条約失効後の「この世界の片隅」で生きていくことになるでしょう。