米国株村で話題のARK社のETFですが、ARKX(宇宙開発ETF)が追加されました。その組み入れ銘柄の第4位にL3・ハリス・テクノロジーズ[LHX]が登場します。
2019年6月19日に「L3社」と「ハリス社」が統合して、L3・ハリス・テクノロジー社となり全米6位の防衛産業の誕生しました。それにより、テッカーシンボルはLHXの表記になりました。
人工衛星のセンサーを開発しており、日本の気象衛星にも搭載されています。
また、最近では、火星に到着した探査車「パーサヴィランズ」にもL3・ハリス・テクノロジーズの火星通信用無線機が搭載されています。
防衛分野では暗視装置や無線機が非常に優れており、最近ではVR技術と暗視画像を統合したモデルの配備も始まっています。
ENVG-B (Enhanced Night Vision Goggle-Binocular)
偵察・監視用カメラ「WESCAM」シリーズが人気で、逃げてもずっと追跡されるようです。
「WESCAM」は汎用性が高く有人機や無人機、艦船、地上車両等に設置して運用することができます。
2020年通期の業績として、売上高は182億ドルで、前年同期比42%増加しました。
当期純利益は10億ドルで、一株当たり利益は5.19ドルでした。
四半期配当を20%引き上げ、新たに60億ドルの自己株式の取得。
売上高の内訳
・統合作戦システム 55億ドル
・宇宙・空挺システム 50億ドル
・通信システム 44億ドル
・航空システム 34億ドル
合計 182億ドル となっています。
増配傾向にあり、今後、中国ロシアが配備している極超音速ミサイルを探知する衛星網を構築するためL3・ハリス・テクノロジーズは大幅な投資を行っています。
L3・ハリス・テクノロジーズの製品はアクション映画に登場することが多く、無線機や暗視装置やレーザー照射装置などストーリーを盛り上げるアイテムとして活躍することもあり、株主としても映画を楽しむことができます。