今回は、タミヤ1/48「ロッキード F-117A ナイトホーク」のプラモデルを作ります。
ロッキード・マーチン[NYSE:LMT]は、レーダーに探知されにくい「ステルス」機を開発・製造し運用することができます。
F-117Aは1991年に勃発した湾岸戦争で強固な対空防衛網を築きあげていた、イラクの首都バグダットにレーダーに探知されずに侵入し戦果を上げました。
F-117Aは、既に引退していますが、第5世代戦闘機「F-22ラプター」と「F-35」が運用されています。
これにより、ロッキード・マーチン[NYSE:LMT]社が他国の軍需産業とは格別のワイドモートを構築することとなっています。
近年、ロシア「Su-57」や中国「J(殲)-20」が第5世代戦闘機として名乗りを上げていますが、ロシア「Su-57」は2機だけ製造され量産されていません。また中国「J(殲)-20」も少量ながら生産に入っていますが、チベット自治区で訓練中にインド軍のレーダーに探知されています。
機体を見ると平面を組み合わせて設計されています。これは、開発が進められた1970年代のコンピューターの性能が低く、一面一面しか電波の反射の演算ができなかったためです。
ロッキードのエンジニアたちは、ホームセンターで購入したベニア板と電子レンジの内側の塗料で模型を作成しました。普通のカメラで撮影しようとしたら、既にステルス性能を発揮して、ピントの調節がうまくいかなかったそうです。
これは、カメラの自動焦点の仕組みが、カメラから電波を出し対象から跳ね返ることで焦点が合う仕組みですが、カメラの電波が違う方向に反射したり、吸収されたからです。
部品もちょうどよさそうな数で、コクピットもスモーク色で成形されています。ありがたいことです!(以前、F-35の風防を塗装した際、濃くなり失敗しました。)
レイセオン[NYSE:RTN]の「GBU-27AペイブウェイⅢ」誘導爆弾も2発ついてきます。
*F-117Aは退役済みですが、昔、日本経済新聞の「私の履歴書」で、アメリカの外交官の話が掲載されていました。「F-117Aは引退したが、万一に備えて防虫袋に入れて保管しているよ!」とコメントしていました。