米軍の｢謎の無人宇宙機｣X-37Bが2年ぶりに地球へ帰還【最も謎な飛行体】
新しく創設されたアメリカ宇宙軍ですが、まだ宇宙戦闘機などは配備されていません。
しかしながら、以前からアメリカ空軍はスペースシャトルを小型化したような「X-37B」と呼ばれる宇宙往復機を運用しています。ボーイング[BA]と国防高等研究計画局「DARPA」との共同開発です。
「ULA」社の「アトラスV」ロケットと新興企業「スペースX」社の「ファルコン9」の2社のロケットから打ち上げが可能で運用しやすいようです。
機体の黒い部分は、セラミックスの耐熱タイルで白い部分は、耐熱ブランケットを貼っています。
機体が小さいので耐熱タイルの張り替えなどのメンテナンスが楽そうですね。
画像を見ると、耐熱タイルや耐熱ブランケットを手で貼りました、手作り感があふれています。X-37Bは、完全に無人で運用ができます。スペースシャトルでは、パイロットが必要だったことを技術の進歩に驚きます。
宇宙空間で2年以上も滞在化可能で、高度180㎞から800㎞の範囲で周回でき、途中で軌道を変えることができます。
新素材の実験などが目的ですが、他の目的は謎に包まれています。
しかし、今後宇宙が戦場になった場合に備えての宇宙機のテストであることは間違いないでしょう。
