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軍需・防衛産業への投資

自衛隊の次期拳銃

 先日の自衛隊の新型小銃に続き新型拳銃について見てみましょう。

新型拳銃は、ドイツのヘッケラー&コッホの「SFP9」に決定しました。

 自衛隊の新型小銃の候補に挙がった「HK416」も製造しています。ドイツのメーカーであり技術力の高さに定評がありますが、近年経営不振が続いています。

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ウイキペディア H&K SFP9

 

 候補に挙がっていたのがイタリアのベレッタ社の「APX」です。ベレッタはアメリカ軍が「M9」拳銃を長年にわたり採用していました。

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ハイパー道楽様 ベレッタ APX

 もう一つ候補になっていたのが、オーストリアグロック社の「グロック17」です。

ベストセラーの自動拳銃で司法や治安関係者に人気の拳銃です。

 

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ウイキペディアから グロック17

 3種ともフレーム部分に樹脂を採用しているのが特徴です。これにより金属よりも軽量になり兵士の負担が軽くなっています。

 特にグロック17は、樹脂を多用化して大成功を収めた拳銃です。販売当初は空港の手荷物検査のX線写真に映らない!などと誤解もあり話題となりました。実際には、スライド部や銃身やスプリングなどは金属なので普通にレントゲンに写ります。また、フレームを成形する樹脂に造影剤を混ぜることにより対策をしています。

 

 今回、防衛省が樹脂を多用した現在的な自動拳銃を採用するとは驚きです。やはり、世界的な流れでしょうか?

 

 

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