2021年7月27日、レイセオン・テクノロジーズ[RTX]は、2021年第2四半期の業績を発表しました。
- 売上高159億ドル
- 調整後一株当たり利益1.03ドル
- 当期純利益は10億ドル
今期は、防衛部門と商業部門の回復傾向にあり、一株当たり1.03ドルで売上高、一株当たり利益等予想を上回る好成績でした。通期の売上高は64.4億ドルから654億ドルを予想しています。
レイセオンとユナイテッド・テクノロジーズが合併して、決算のセグメントが変更となりました。大きく分けて4部門になります。
・コリンズ・エアロスペース
・プラット&ホイットニー
・レイセオンインテリジェンス&スペース(RIS)
・レイセオンミサイル&ディフェンス(RMD)
レイセオンとユナイテッド・テクノロジーズが経営統合してからちょうど1年が経ちました。経営統合した当初は業績がよくありませんでしたが盛り返してきました。
最近のレイセオンの傾向としては、小径誘導爆弾の「ストームブレイカー」が人気となっています。悪天候でもターゲットを識別し、小型なので回りの被害を減らすことに成功しています。また、F-35シリーズを始め、F-15やF-16、F/A-18スーパーホーネットなど多彩に運用できるのが強みです。
長距離射程のミサイルの開発や、弾道ミサイル防衛関連の受注もあり今後も業績を維持すると思われます。