2022年7月12日、ボーイング[BA]は2022年第2四半期の出荷状況を発表しました。
商業機としては737-MAXが第四半期で103機と増えており、1日当たり1機以上のハイペース生産されています。夏の737-MAX大キャンペーン状態ですね!
中型機の767シリーズも増産傾向にあり、貨物機に改造したモデルが人気です。さらに大型の777シリーズが大幅に増えています。
ただ、787型機の製造が停止しておりFAAアメリカ連邦航空局との調整が難航しています。
商業機は第2四半期121機と順調に増えてきています。コロナ禍が終息しつつウクライナ危機などで輸送機としての需要が増えてきています。
防衛部門では、世界中で大規模な戦争や地域紛争の可能性が高くなりアパッチ攻撃ヘリの需要が増えてきています。新規製造とリサイクルで第2四半期では19機ものアパッチ攻撃ヘリを出荷しました。
アメリカ海軍向けの艦上戦闘機「F/A-18 スーパーホーネット」が4機でした。最新モデルブロックⅢがコンスタントに売れています。映画「トップガン・マーベリック」の人気によりスーパーホーネットも売れ行きアップになるかも知れません。
F-15戦闘機もアメリカ空軍向けのF-15EXが増産傾向にあり、制空戦闘機として活躍するでしょう!
空中給油機のKC-46も4機と順調です。2021年10月には航空自衛隊初のKC-46がデリバリーされましたが、地味な機体の為ニュースにもなりませんでした。(一部の人たちエンジンの騒音が!などといった意見もありましたが、レイセオン傘下のプラット&ホイットニーのエンジンは静かなようです。)
さすが航空機産業のボーイングだけあって航空機の生産台数は凄まじいですね!
最近では「MQ-25」や「ロイヤルウイングマン」など無人機の分野を強化しつつあります。
宇宙部門では、NASAの月面着陸のアルテミス計画の巨大ロケット「SLS」の打上が迫っています。