2024年1月9日、ボーイング[BA]は2023年通期の出荷状況を発表しました。
商業機としては737-MAXが通期で396機となっています。
中型機の767シリーズも増産傾向にあり32機、さらに大型の777シリーズが大幅に増え26機で787型機は73機になっています。
長らくジャンボジェットとの愛称で親しまれていた747型機は最後の生産となりました。
商業機は528機と大幅に増えてきています。中東情勢の悪化やウクライナ危機などがありますが需要が増えてきています。
防衛部門では、世界中で大規模な戦争や地域紛争の可能性が高くなりアパッチ攻撃ヘリの需要が増えてきています。新規製造とリサイクルで77機ものアパッチ攻撃ヘリを出荷しました。
アメリカ海軍向けの艦上戦闘機「F/A-18 スーパーホーネット」が22機でした。(トップガン・マーベリックのおかげでしょうか!?しかしながら、そろそろ生産ラインを閉じる方向で話が進んでいます。)
F-15戦闘機もアメリカ空軍向けのF-15EXが増産傾向にあり通年で9機、制空戦闘機として活躍するでしょう!
また、アメリカ空軍の次世代訓練機として開発されたT-7Aも3基生産されています。
新年早々アラスカ航空の737-MAX-9のパネルが飛行中に吹き飛び緊急着陸しました。これを受けて「FAA-アメリカ連邦航空局」はボーイングに対して厳しい指導をする模様です。順調に737-MAXシリーズの生産が進んだと思いましたが2024年はボーイングにとって厳しい1年になりそうです。