ミリカブ

軍需・防衛産業への投資

中国版イージス艦とは? 052型艦 

  中国は空母遼寧を護衛するために中華神盾(中国版イージス艦)を就役しています。

「イージス」とは、ギリシャ神話で神デウスの娘アテナ(知恵と戦いの神様でもあります)が持っていた盾が語源となっています。「イージス=神盾」と上手に意味を捉えて中国語に持ってきています。

 中国人民解放軍は、1990年代から駆逐艦の建造に力を入れ始めました。

その中でも、建造数が多いのが052型艦です。052型艦は建造された時期などにより複数タイプがあります。

  • 052型  「旅扈」
  • 052B型 「旅洋Ⅰ」
  • 052C型 「旅洋Ⅱ」
  • 052D型 「旅洋Ⅲ」

 

 052C型「旅洋Ⅱ」からは、中国初のアクティブ・フェーズド・アレイ式の346型3次元対空捜索レーダーを搭載してします。また、垂直発射型の長距離対空ミサイル「HHQ-9」を装備しています。

 

 052D型「旅洋Ⅲ」は、052C型「旅洋Ⅱ」の防空能力をさらに高め346A型3次元対空捜索レーダーを搭載してします。また、垂直発射型の長距離対空ミサイル「HHQ-9」を装備しています。ロシアのカリブル巡航ミサイルをコピーした「YJ-18A」も搭載されています。また、艦艇防御のため近距離対空ミサイル「HHQ-10」が装備されています。

 主砲は130ミリ単装砲一門だけですが、ステルス効果を高めるデザインがされています。052D型「旅洋Ⅲ」は、建造数も多く26隻に達する予定です。

 

アクティブ・フェーズド・アレイ・・・イージス艦の要となるレーダーでアーレイ・バーク級に搭載されているレイセオンSPYシリーズが有名です。(米国株に投資しているとSPYと見るとS&P500ETFの方を思い浮かべるでしょうか?)