中国は空母遼寧を護衛するために中華神盾(中国版イージス艦)を就役しています。中国人民解放軍では、昨日の記事の052型艦を超える055型艦中華神盾(イージス)艦の建造を始めました。052型艦を大きくした055型艦は「人海」級として計画がスタートし、対空・対艦・対地・対潜水艦、多目的に戦闘できるように開発されました。
2017年に1番艦「南昌」が就役し、2番艦も進水しています。さらに3番艦の建造も開始されています。
055型艦の基本スペック
- 排水量 1万3000トン
- 全長 180m
- 全幅 20m
- 速度 32ノット (1ノット=1852m/毎時) 時速59㎞位44
- 垂直発射基 14基 (112セル!)
052型艦のアクティブ・フェーズド・アレイ式レーダーを改良したの346B型3次元対空捜索レーダーを搭載してします。これは、西側諸国のイージス艦のAN/SPY-1D(レイセオン)より優れているそうです。
主砲は130ミリ単装砲一門だけですが、ステルス効果を高めるデザインがされています。
ミサイルを収めて発射する垂直発射基は112発もあり、アメリカのアーレイ・バーク級イージス艦の96発より多いです。
また、ステルス戦闘機を探知可能なメートル波レーダーも装備しているようです。従って「F-22ラプター」や「F-35」にとって脅威となります。
今後、中華神盾055型艦が複数建造されれば、かなり我が国やアメリカにとって問題となってきます。