3M-54 Kalibr - Russian Long-Range Cruise Missile
プーチンのロシアでは、アメリカのトマホーク巡航ミサイルのロシア版「カリブル巡航ミサイル」を配備し実戦に投入しています。
2015年にカスピ海から発射されたカリブル巡航ミサイルは、シリアのイスラム国の施設に命中しました。
カリブル巡航ミサイルは、小型の千トンクラスの小型艦から発射されました。
アメリカのトマホーク巡航ミサイルは、イージス艦やオハイオ級原子力潜水艦などの高価な艦船から発射するのに対し、カリブル巡航ミサイルは、小型艦やディーゼル潜水艦から発射できます。また、通常の海運貨物コンテナにも収まるので、コンテナ船に搭載して運用が可能とされています。
先日記事にした、ロシアの極超音速ミサイルも小型艦から発射されました。また、イスカンデルMの発射車両からカリブル巡航ミサイルを発射することが可能だとされています。
対するアメリカは、ロッキード・マーチンが主体となって高機動ロケット砲や短距離弾道ミサイルを急いで開発しています。
また、レイセオン・テクノロジーズのトマホークも地上車両から発射できるように開発を進めています。