2021年7月29日、ノースロップ・グラマン[NOC] 2021年第2四半期の決算が発表されました。
•売上高は3%増の92億ドルでした。
•EPS(一株当たり利益)は6.42ドルで7%増加しました。
•2021年の売上ガイダンスを358億ドルから362億ドルに引き上げ、EPS(一株当たり利益)の予想を24.40ドルから24.80ドルに引き上げました。
航空機システム部門では、ステルス戦闘機F-35シリーズの胴体部と早期警戒機E-2Dが好調でしたが、エアバスA350向けや、ステルス爆撃機B-2向け改修、無人偵察機は低調でした。その結果、売上は同等となりました。
防衛システム部門では、売上高はITサービスの売却などがあり4,300万ドル減少しました。 大韓民国向けの無人偵察機グローバルホーク関連のプログラムが立ち上がりました。
作戦システム部門では、全体の販売量が増えたため、1億4,000万ドル(6%)増加しました。スケーラブルアジャイルビームレーダー(SABR)プログラム、地上/空中タスク指向レーダー(G / ATOR)プログラム、地上配備型の核ミサイルである地上ベース戦略的抑止力(GBSD)プログラムも貢献しました。
宇宙システム部門は、売上高の増加により、7億ドル(34%)アップしました。 打ち上げ及び戦略ミサイルと宇宙事業の両方の分野が増加しました。地上ベース戦略的抑止力(GBSD)の増加と、極超音速ミサイル関連のボリュームの増加によるものです。
宇宙関連では、国際宇宙ステーションへの補給サービスやNASAの月面探査アルテミス計画や、極超音速ミサイル開発プログラムが貢献しました。
全体として業績は好調で、ITサービス部門を売却しましたが、アメリカ宇宙軍が創設された影響もあり、早期警戒レーダーや極超音速ミサイルや地上配備型核ミサイルとNASAのアルテミス計画が業績を後押ししています。
動画は、アルテミス計画の固体燃料ブースターの試験と燃焼中のCGの映像です。