2021年10月18日、台湾空軍はロッキード・マーチンのF-16戦闘機の最新モデル「F-16V」を実戦配備しました。
「F-16V」は、F-16戦闘機の最新モデルで「F-16 ブロック70」と呼ばれています。新規に建造するモデルもあれば、旧型のF-16を改修しているモデルもあります。
このアップグレードプログラムはロッキード・マーチンと台湾の漢翔航空工業との共同事業で2016年から開始され2023年までに完了する予定です。台湾は140機ほどF-16を導入しています。残りのF-16も順次改修が進められるようです。
元々F-16戦闘機は、ジェネラル・ダイナミクス[GD]が開発した小型の戦闘機です。しかし、東西冷戦後の平和のためアメリカの防衛産業は統廃合を余儀なくされました。
ジェネラル・ダイナミクスは、稼ぎ頭のF-16戦闘機部門をロッキードへ売却しましたが、バフェット氏はジェネラル・ダイナミクス[GD]の判断を支持しました。
F-16戦闘機はロングセラー・ベストセラーの戦闘機となり4500機以上が生産されています。
最近ではステルス戦闘機F-35が高コストな為、F-16戦闘機の改修プログラムに人気が出てきています。基本設計に余裕があるため新しい兵器の導入などが簡単取付できるメリットがあります。
F-16Vは蔡英文総統の台湾を守る「戦う隼」として睨みを効かせるでしょう。