シンガポールがロッキード・マーチン[LMT]のステルス戦闘機「F-35B」の導入を決定しました。12機で27億5000万ドル(3000億円)(1機あたり250億円)となっています。
「F-35B」は短距離離陸・垂直着陸用のリフトファンを内蔵している為、2020年度で1機108億ドル(118億円)程度します。導入機数が少ないため割高です。
現在、シンガポールはF-16戦闘機の老朽化と近隣諸国の軍備増強といった問題に直面しています。
シンガポールの狭い国土での運用を考えた結果「F-35B」を採用したと思われます。将来的にはF-16ブロック50の60機を置き換えるかもしれません。
F-35Bは、航空自衛隊も採用を決定しており、護衛艦「かが」「いずも」も改修の予算が確保されています。F-35Bシリーズも採用国が増えてきているのでランニングコストが下がると思われます。
F-35シリーズの採用予定
総計 | 3,221 | |||
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アメリカ空軍 | F-35A | 1,763 | ||
アメリカ海兵隊 | F-35B | 353 | ||
アメリカ海兵隊 | F-35C | 67 | ||
アメリカ海軍 | F-35C | 273 | ||
イギリス空軍 | F-35B | 138 | ||
イタリア空軍 | F-35A | 60 | ||
イタリア空軍 | F-35B | 15 | ||
イタリア空軍 | F-35B | 15 | ||
オランダ空軍 | F-35A | 37 | ||
オーストラリア空軍 | F-35A | 100 | ||
ノルウェー空軍 | F-35A | 52 | ||
デンマーク空軍 | F-35A | 27 | ||
イスラエル空軍 | F-35A | 50 | ||
日本・航空自衛隊 | F-35A | 105 | ||
日本・航空自衛隊 | F-35B | 42 | ||
韓国 | F-35A | 40 | ||
ベルギー空軍 | F-35A | 40 | ||
ポーランド | F-35A | 32 | ||
シンガポール | F-35B | 12 | ||
カナダ |
0 |
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スイス | 0 | |||
フィンランド | 0 |