ロッキード・マーチン[LMT] 2022,Q1 の状況
・150億ドルの売上高
・17億ドルの純利益、一株当たり6.44ドル
・営業からのキャッシュは14億ドル
・年間売上高のガイダンスを引き上げ660億ドルとしました。
2022年第1四半期の航空機部門の売上高は64億ドルでした。ステルス戦闘機F-35シリーズの販売量の減少しましたが、F-16戦闘機の改修プログラムが増加したこともあり航空機部門は微増しました。
2022年第1四半期のミサイル&火器管制部門の売上高は、2021年の同時期と比較して2億9,700万ドル(11%)減少しました。
この減少は、パトリオットミサイル(PAC3)やサードミサイル(THAAD)などの統合防衛空及び弾道ミサイル防衛システムの売り上げが減ったからです。
2022年第1四半期の回転翼機&作戦システム部門の売上高は、2021年の同時期と比較して5億5,500万ドル(14%)減少しました。
主に国際的なパイロット訓練システムの納入や物流ソリューションプログラムのが減少したためです。
シコルスキーのブラックホークヘリコプターの生産が減ったことも一因です。
2022年第1四半期の宇宙部門の売上高は、2021年の同時期と比較して4億5,600億ドル減少しました。イギリスの原子力兵器施設(AWE)プログラムが国有化された影響が出ています。
ロケット打上のユナイテッド・ローンチアライアンスが伸びています。
今期は、やや低調な結果となりました。ロシアのウクライナ侵攻でNATO加盟国では軍備増強が始まっています。ドイツも急遽ステルス戦闘機F-35を導入を決定するなど目まぐるしく状況は変わってきています。
ロッキード・マーチンの株価はウクライナ侵攻後20%以上上昇しています。