2020/05/25 三沢基地 空自 F-35A 怒涛のフルアフターバーナーtakeoff!
ロッキード・マーチン[LMT] 2020,Q2 の状況
- 売上高は162億ドル
- 16億ドル(1株当たり5.79ドル)の純利益
- 営業からのキャッシュフローは22億ドル
- 1,503億ドルの過去最高の受注を達成
- すべての財務指標の2020年の見通しを引き上げます。
ロッキード・マーティン新社長兼CEOのジェームズ・タイクレ氏は、「今四半期も引き続き、従業員の幸福を守り、サプライチェーンを強固に保ちながら、お客様に卓越したパフォーマンスを発揮することに焦点を当てています。」「さらに引き続き好調な業績と業績を残すことを嬉しく思います。」とコメントしています。
各部門の売上
- 航空機 65億ドル
- ミサイル&火器管制 28億ドル
- ヘリコプター&作戦システム 40億ドル
- 宇宙 29億ドル
となっています。
引き続きステルス戦闘機「F-35」シリーズが好調です。不思議なことに「極超音速ミサイル」の関連の記載が減っています。
世界情勢が不安定となる中、弾道ミサイル防衛用の「サードミサイル」や「パトリオット3」 の売れ行きも好調です。また、アメリカ海兵隊向けの高機動砲システムなどが順調です。
2020年の第2四半期の「航空機部門」の売上高は、2019年の同時期と比較して9億5,300万ドル(17%)増加しました。この増加は、F-35プログラムの売上高が約7億ドル増加した場合に起因します。
2020年第2四半期の「ミサイル&火器管制部門 MFC」の売上高は、2019年の同時期と比較して3億9,000万ドル(16%)増加しました。この増加は、主にパトリオット高度能力3(PAC-3)と終末高高度地域防衛(THAAD)による統合航空・ミサイル防衛プログラムの売上高の増加によるものです。アメリカ陸軍や海兵隊向け戦術・攻撃ミサイル計画(誘導型多発ロケットシステム(GMLRS)と高機動砲ロケットシステム(HIMARS)に約1億5000万ドル。
2020年第2四半期の「ヘリコプター&作戦システム部門 RMS」の売上高は、2019年の同時期と比較して2億7,100万ドル(7%)増加しました。シコルスキーのヘリコプタープログラムの売上高は、主にシーホーク生産プログラムとVH-92A(大統領専用ヘリ)生産契約の量が増加したため、約2億4,000万ドル増加しました。
2019年第2四半期の「宇宙部門」売上高は、2019年の同時期と比較して1億7,900万ドル(7%)増加しました。主に次世代赤外線衛星(次世代OPIR)による政府の人工衛星プログラムの売上高の増加によるものです。さらに極超音速ミサイル開発プログラムのための約8500万ドルがあります。
前期では「極超音速ミサイル」のフレーズがオンパレードでしたが、今期は「宇宙部門」に記載があるだけでした。
すでに開発が終了したのかも??いや、そんなことはないはず!?機密の高い兵器なので業績報告には記載していないだけかもしれません。
我が国もイージス・アショアの配備を撤廃し、アメリカ空軍もボーイングの「F-15EX 」戦闘機を導入決定するなど刻々と情勢が変化しています。新CEOの元でのなんとも不可解な業績発表でした。うーん。